甲板にツバメの巣次々 港着岸中にせっせと餌やり フェリー追いかけ一緒に移動 長島

 2022/07/13 08:00
港に停泊中、餌をやる親鳥=長島町獅子島の片側港
港に停泊中、餌をやる親鳥=長島町獅子島の片側港
 鹿児島県長島町内と熊本県天草市を結ぶフェリーロザリオ(天長フェリー)船内にツバメが次々と巣を作り、ひなを育てている。船と一緒に移動し、港で慌ただしく餌を運び込む光景に、船員らは顔をほころばせている。

 5月に入り、1階車両甲板の天井部分で巣作りが始まった。五つの巣ができ、現在三つからひなが顔を出している。

 餌やりをするのは、主に長島町の諸浦港と獅子島・片側港の区間(約20分)。親鳥は両港に着岸中、餌を何度も運び、大きく口を開けたひなの元に駆け寄る。フェリーが動き出すと周囲を飛んで追いかける姿が見られる。

 波戸正和社長(73)によると、同フェリーに巣ができたのは初めて。来年2月には新船に変わる予定で、「ツバメも別れを惜しんでいるようだ」と話している。