コロナで本業打撃「背筋凍る」新ビジネスに手応え 30年放置の空き家を「お化け屋敷」に ホラー好き自動車販売業者「“最恐”体験届けたい」

 2022/07/26 11:00
お化け屋敷のオープンに向けて準備を進める迫田潤一さん=霧島市隼人町姫城
お化け屋敷のオープンに向けて準備を進める迫田潤一さん=霧島市隼人町姫城
 壁に貼られたお札や血の手形が無数に付いた鏡-。おどろおどろしい雰囲気に背筋が寒くなる。鹿児島県霧島市隼人の自動車販売業、迫田潤一さん(39)は、昨年から空き家を活用したお化け屋敷に取り組む。今夏は26日にオープンし、8月31日まで営業する。「“最恐”の体験を届けたい」と力が入る。

 本業の自動車販売は、新型コロナ1年目の外出自粛や鉄の価格高騰で打撃を受け、他業種進出を考え始めた。幼少時からホラー好き。「いつか自分が怖いと思えるお化け屋敷を作りたい」と夢見ていたこともあり、「人相手の仕事はどんな時代も需要があるはず」と挑戦を決めた。

 昨年7月、30年近く放置されていた2階建て空き家を借りた。仕事の合間に家族やボランティアと準備し、1カ月後にお化け屋敷を4日間開いた。160人余りが訪れ、手応えを感じた。

 その後も、年末年始にイオン隼人国分ショッピングセンターで出張お化け屋敷を設け、今年のゴールデンウィークには再び空き家でお化け屋敷を開いた。

 新作のタイトルは「惨憺(さんたん)の奇習」。鹿児島の一部でかつて存在した「おっとい嫁じょ」と呼ばれる「誘拐婚」を題材にした。来場者は出口を目指しながら、屋敷内(約130平方メートル)でさまざまな課題に挑戦する。迫田さんは「お客さんの反応を見るのが楽しい。事業を成功させ、うれしい悲鳴をあげたい」と気合十分だ。

 大人800円、高校生以下600円。霧島市隼人町姫城966。午前10時~午後7時半。