口永良部島 火山性地震が増加、警戒レベル「2」に 専門家「大規模噴火の可能性低い」

 2022/08/01 12:03
口永良部島
口永良部島
 福岡管区気象台は31日、屋久島町・口永良部島の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。同日午前7時までの24時間に火山性地震を31回観測し、引き上げ基準に達した。新岳火口から1キロ圏内での大きな噴石と火砕流、西側2キロ圏内で火砕流に警戒を呼びかけている。

 気象台によると、30日は火山性地震が24回、31日は午後11時までに10回観測された。噴煙活動や地殻変動など他の現象で目立った変化は起きていない。口永良部島がレベル2となるのは、「火山活動が低下している」として警戒レベルを8年ぶりに1に引き下げた5月25日以来約2カ月ぶり。

 屋久島町は火口から半径1キロ、西側は2キロの範囲を警戒区域に設定し、立ち入り規制とした。

 京都大学防災研究所の井口正人教授は「火山性地震は噴火の前兆としても起こるので、警戒は必要」としつつ、「レベル2以上の時はもっと多く発生していた。大規模噴火につながる可能性は低い」と話した。

 5月末時点で口永良部島には、69世帯108人が住んでいる。