オカヒジキ 志布志・夏井海岸で初確認 鹿児島県の準絶滅危惧種

 2022/08/01 14:58
砂浜に自生したオカヒジキ=志布志市の夏井海岸
砂浜に自生したオカヒジキ=志布志市の夏井海岸
 鹿児島県志布志市志布志の夏井海岸の砂浜に、県の準絶滅危惧種に指定されている在来種の海浜植物「オカヒジキ」が生育している。同市在住の環境省環境カウンセラー窪健一さん(73)が、市内で初めて確認した。

 窪さんによると、原産地は日本、中国、ヨーロッパ。県内では吹上浜や阿久根、出水、甑島、種子島、徳之島などに分布する。日当たりのいい海岸の砂浜などに生育し、食用にもなる。葉は老化すると先端がトゲ状になる。

 夏井海岸では6月6日に確認。5センチ程度から直径約130センチに広がった個体まで130以上あり、窪さんは「近隣の海岸から茎、根、種子が海流や砂に混じって散布されたのでは。砂の粒子が小さく、生育にも適している」としている。

 海浜植物は各地で環境の変化や開発に伴い減少が目立つ。生物多様性を守る点からもオカヒジキの保全を訴える窪さんは「古里の自然を守るには、その大切さをみんなに発信することが大事。雑草や漂着ごみの撤去も必要だろう」と話している。