鹿児島県、今日にも「BA.5対策宣言」発令へ 高齢者に混雑回避要請、会食制限なし 過去最多3880人新たに感染 新型コロナ2日発表

 2022/08/03 07:00
 鹿児島県は新型コロナウイルス対策で政府が新設した「BA・5対策強化宣言」を3日にも発令する方向で検討していることが2日、分かった。関係者によると、高齢者らに混雑する場所への外出を控えることを促すほか、高齢者に会う帰省者らに事前のPCR検査を呼びかける見込み。会食自粛など一律の行動制限は求めない。県内の2日の新規感染者は3880人で、7月29日の3330人を上回り、過去最多を更新した。

 強化宣言は、医療現場の負担が大きい都道府県が独自の判断で発令できる。県内の病床使用率は、7月22日に医療逼迫(ひっぱく)の目安となる50%を超え、8月1日時点で62%に上る。職員の感染などで欠勤者が相次いでいるのに加え、高齢層への感染も広がり、医療体制への負荷は急速に高まっている。

 関係者によると、宣言では、県民全般に対して、ワクチンの早期接種や感染対策の徹底をあらためて呼びかけ、特に高齢者施設をはじめ高齢者に接する人に対策を求めるという。

 県内旅行の費用を一部助成する県民割引「今こそ鹿児島の旅」や飲食店などで利用できる「ぐりぶークーポン」は継続する方針。

 2日は2人の死亡も確認された。鹿児島市によると、いずれも市内在住者で、感染後に入院していた。死者は累計241人になった。

 新規感染者の居住地は鹿児島市1607人、鹿屋市302人、霧島市251人、薩摩川内市235人、奄美市200人、姶良市128人、出水市93人、曽於市、伊佐市66人、南九州市63人、西之表市57人、日置市55人、指宿市53人、肝付町48人、阿久根市46人、志布志市45人、屋久島町42人、南さつま市41人、大崎町39人、東串良町35人、枕崎市34人、いちき串木野市33人、徳之島町28人、伊仙町27人、中種子町、龍郷町26人、さつま町、瀬戸内町、喜界町22人、錦江町、和泊町17人、南種子町14人、垂水市、湧水町、知名町、与論町12人、長島町、南大隅町11人、宇検村、天城町8人、大和村4人、県外30人。

 年代別は10歳未満659人、30代623人、40代581人の順に多い。60代以上の高齢層は756人で全体の約2割に上った。

 累計感染者は15万人を超え、15万2858人になった。7月10日に10万人を超えてから、わずか23日間で5万人増えた。累計5万人から10万人は3カ月間だった。

 8月1日時点の療養者は前日比558人減の2万4108人。内訳は自宅待機2万2302人、宿泊施設入所1328人、入院478人(重症1人、酸素投与が必要な中等症93人)。