日本脳炎ワクチンと取り違え 幼児に新型コロナワクチン誤接種 モデルナ製、健康状態に異常なし 薩摩川内市

 2022/08/04 10:00
米モデルナ製ワクチン
米モデルナ製ワクチン
 鹿児島県薩摩川内市は3日、甑島にある市立診療所が日本脳炎のワクチン接種を受けに来た5歳未満の幼児に、誤って新型コロナウイルスワクチンを接種したと発表した。ワクチンは国内では対象年齢が12歳以上の米モデルナ製。接種日は1日午後4時ごろで、これまで健康状態に異常はないとしている。

 市によると、診療所は新型コロナと日本脳炎のワクチンが入ったトレーを、それぞれ医師の左右に配置していた。接種直後、医師が誤りに気付いた。日本脳炎ワクチンは打たなかった。

 誤接種後は、診療所が問診などで幼児の健康経過を観察。接種翌日の2日夕に一時微熱が出たが、他に異常や痛みは確認されていないという。幼児の健康観察は当面継続する。

 市保健福祉部の古里洋一郎・医療対策監は「異なったワクチンを近くに置かない、接種時は複数人で確認するといった基本ができていなかった。再発防止を徹底する」と話した。

 市立診療所は全て甑島に立地。幼児の性別や年齢、診療所名は「身元を特定されやすい」として発表しなかった。