波に乗って魚とガチンコ勝負! 世界自然遺産の奄美大島でカヤックフィッシング スリル満点の駆け引きは一度体験すれば病みつき
2022/08/07 08:15

ライトジギングで釣ったアオチビキ=7月中旬、宇検村の枝手久島沖
昨年7月に世界自然遺産に登録された奄美大島。亜熱帯植物の生い茂る森やマングローブ原生林などの豊かな大自然には、アマミノクロウサギやルリカケスをはじめ数多くの固有種や希少生物が生息している。訪れるたびにその生命力にパワーをもらい、異世界に来たような感覚に心まで解き放たれる気がする。
これまで奄美大島周辺海域での船釣りやリーフでの釣りを経験し、大型のヒレナガカンパチや岩場に生息する小型のカンモンハタ、色鮮やかなハナフエダイなどを釣り上げてきた。どの魚も鹿児島県本土周辺では釣ったことがない魚だ。その種類の豊富さやユニークな見た目は、釣り人の心をくすぐるワクワクするものばかりだ。
奄美大島は釣りを目的に訪れる客も多い。大型の回遊魚GT(ロウニンアジ)を狙った釣りには全国から猛者たちが集まる。マングローブフィッシングや磯釣りも人気だ。今回は、観光と手軽さを兼ね備えたカヤックフィッシングをおススメしたい。
カヤックフィッシングの魅力は、自らの力で船を操り、行きたいところへ気ままに行けること。サンゴ礁が目の前まで迫り、泳いでいる魚まで見える。海から眺める奄美大島の景色は雄大で、まるで自然と一体になったような感覚さえ覚える。
そしてこの釣りの最大の楽しみは、大自然に身を投じ、波に乗って魚と1対1で勝負できることだ。一本の糸を通じて魚とつながり、その生命力を肌で感じられる神秘的な瞬間。一方で、気を抜けば相手に逃げられてしまう可能性もある、緊張の瞬間でもある。そのスリリングな駆け引きは一度体験すると病みつきになる。
今回私は、宇検村の本土側から枝手久島に向けて出船した。釣り道具さえ持参すれば、カヤックはレンタルできる。開始早々、大きな引きがあり、良型のアオチビキをゲットすることができた。この夏、あなたも大自然への挑戦をしてみてはどうだろう。その感動は、きっと一生ものになる。
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