「馬毛島で夜間デモ飛行を」 自衛隊基地計画、地元市議らが防衛省に要請

 2022/08/06 08:33
2021年5月、騒音デモ飛行のため、馬毛島上空を飛ぶF15戦闘機
2021年5月、騒音デモ飛行のため、馬毛島上空を飛ぶF15戦闘機
 鹿児島県の西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を巡り、地元住民や市議ら女性12人でつくる有志団体は5日、夜中に戦闘機のデモ飛行を求める署名1758筆を防衛省に提出した。昨年5月の自衛隊機のデモ飛行が、深夜に及ぶ実際の訓練や計画の実態とかけ離れ「住民不安を解消できない」としている。

 団体は今年5月に結成。7月末までに種子島1市2町と屋久島町など県内各地の住民の署名を集めた。参院議員会館で同省担当者に手渡した長野広美市議は「一度始まれば二度と元に戻せない国家プロジェクト。国民が納得できる説明が必要」と述べた。

 同日は野党の国会議員らによる省庁ヒアリングもあった。港湾施設整備に伴う漁業への影響や漁業補償の内容を問われた防衛省の担当者は「影響は一定程度見込まれる。損失を適切に補償することが不可欠」とする一方、具体的には「調査中」として示さなかった。

 馬毛島葉山港で今月15日以降の着工を予定するしゅんせつ工事の詳細な事前周知やスケジュールについて「適切な時期に事前に説明しようと考えている」とした。