民間DVシェルターに支援を 3カ所に開設計画「明日の希望を示せる場所に」 鹿児島市のNPO、整備資金クラウドファンディング

 2022/08/11 21:00
報告のために整備前の空き家の写真を撮る谷川勝彦さん=鹿児島県内
報告のために整備前の空き家の写真を撮る谷川勝彦さん=鹿児島県内
 鹿児島市照国町を拠点に生活困窮者などの支援に当たるNPO法人「ルネスかごしま」は、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者がパートナーら加害者から逃れるシェルターの整備資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。9月11日まで。

 ルネスかごしまは週末、同市で不登校やひきこもりに悩む人が集える場を提供するなど、さまざまな困り事に対応している。その中で、DVに遭った人や家族と折り合いが付かない人たちが安心して過ごせるシェルターが少ないことを問題視。相談者から行政の施設は要件が厳しく、手続きに時間がかかるといった悩みも寄せられたという。

 シェルターは県内3カ所に用意し、うち2カ所は一軒家を借り受けた。集まった資金は、住宅の整備や維持費に使う。無償で利用できるようにするため、家賃や光熱費も賄う計画。CFは7月15日から始め、第一段階の目標100万円はすでに達成。次は300万円を目指している。

 代表理事の谷川勝彦さん(45)は「苦しくて逃げたくても、家族に隠れて家を探すのは大変」とおもんぱかる。「いつでも駆け込める施設がある、支える人がいると知ってもらい、明日の希望を示せる存在にしたい」と狙いを語る。

 寄付は500円から。インターネットで「鹿児島に民間シェルターを」と検索して手続きする。NPOに直接渡すこともできる。谷川さん=090(9106)9402。