馬毛島基地計画 「実効ある措置を」西之表市長、アセス準備書への意見公表 騒音・低周波音など10分野32項目

 2022/08/17 11:45
馬毛島
馬毛島
 鹿児島県西之表市馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画で、西之表市は16日、防衛省による環境影響評価(アセスメント)の結果を載せた「準備書」に対する意見を市ホームページで公表した。この中で八板俊輔市長は「基地が設置されれば、市にとって極めて大きな変化。徹底した現況調査と影響予測、評価で実効ある措置を求める」との見解を付けた。

 アセス手続きで地元首長が意見する最後の機会。A4判7ページに工事全般や騒音・低周波音、動植物など10分野32項目を挙げ、懸念される問題への対策や長期的調査の必要性、地元説明の在り方に注文を付けた。

 ほかに、旧日本海軍が使ったとされるトーチカ(防御陣地)や爆弾投下訓練の標的跡、島内各地に点在する漁師小屋跡と具体的な遺構の取り扱いについて、市側と調整するよう求めた。

 15日付で鹿児島県に提出した。八板市長は17日に会見を開き、意見の意図などを説明する。

 中種子、南種子、屋久島、南大隅の関係4町も12日までに提出した。県は5市町や国民から寄せられた意見を勘案し、10月17日までに防衛省に知事意見を出す。