商店街の巨大壁アート ポップに30年ぶり更新 出水高美術部作、OBアーティストと一緒にデザイン 鉄道、ツル、武家屋敷…地元らしさ表現

 2022/08/18 21:30
下絵に沿って壁にペンキを塗る出水高校美術部員ら=17日、出水市本町
下絵に沿って壁にペンキを塗る出水高校美術部員ら=17日、出水市本町
 鹿児島県出水市本町の市中央商店街協同組合駐車場で16日、出水高校美術部員による壁アートの制作が始まった。30年前に同部の先輩が絵を描いた高さ6メートル、幅14メートルのコンクリートの“キャンバス”を、後輩らがリニューアルする取り組み。同校OBのアーティストと一緒にデザインを考えた。

 駐車場は「日本一大きな地蔵」で知られる八坂神社へ上がる石段の隣。1989年まで映画館があった場所で、92年には敷地東側の壁にツルや、市天然記念物の大クスが描かれた。年月が経過し色あせていたため組合が更新を計画し、今回も同校に依頼した。

 東京で活動する地元出身の247POKO=本名・萬福公大=さん(28)が原案を担当。美術部員7人とオンラインで意見交換し、若者にも親しみやすい図柄や暖色系の色合いに仕上げた。鉄道をメインに、ツルや武家屋敷の石垣など出水らしいモチーフも配している。POKOさんは「全国に線路がつながる鉄道での旅立ちを表現した」と話す。

 16日はPOKOさんが下絵を描き、17日から美術部員と、ボランティアの出水高生4人が色付けに取りかかった。2年林ひなの部長は「こんな大きな壁に描く経験はなかなかできない。現代的でポップな作品を手がけられてうれしい」と、ペンキ塗りに汗を流した。

 27日午後6時から披露式が開かれる。本町祇園太鼓の演奏やテークアウト市がある。