3283万円着服、ネットカジノなど遊興費に 奄美信用組合30歳職員を懲戒解雇、刑事告訴せず 顧客の預金を不正解約、定期証書偽造も

 2022/08/20 08:00
奄美信用組合本店(ウィキペディアより)
奄美信用組合本店(ウィキペディアより)
 奄美信用組合(鹿児島県奄美市、手島博久理事長)は19日、沖永良部支店(和泊町)で集金や営業を担当していた男性職員(30)が、顧客の定期預金の不正解約などにより計3283万円を着服・流用していたと発表した。個人や法人29先が被害を受け、組合は7月1日付で職員を懲戒解雇した。

 組合によると、不正があったのは2020年3月2日~22年6月30日。元職員は顧客の預金や積み金の不正な払い出しや解約をした上、一部に対しては定期預金証書を偽造して渡していた。架空名義や他人名義での融資の申し込みや預金口座の開設などもしていた。ネットカジノなど遊興費や着服先への穴埋めに使っていたという。

 今年7月2日、顧客から元職員の業務対応に関して支店に連絡があり発覚。1日にさかのぼって解雇した。元職員がこれまで担当した全顧客を調査した結果、他に着服はなかった。被害者には組合が全額弁済した。今後、元職員の身元保証人から全額弁済を受ける予定で、刑事告訴はしない。

 組合は、「実効性ある再発防止策を講じるとともに、役職員のコンプライアンス意識の徹底と内部管理体制のさらなる強化を図る」とした。