中種子と南種子、防衛省に町有地売却へ 錬成訓練施設や宿舎の整備予定地 馬毛島基地計画

 2022/09/07 08:30
防衛省が錬成訓練施設や物流倉庫の整備を予定する中種子町の町有地=同町野間
防衛省が錬成訓練施設や物流倉庫の整備を予定する中種子町の町有地=同町野間
 鹿児島県西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に絡み、中種子町は錬成訓練施設や物流倉庫として防衛省が整備予定の町有地を同省に売却する方針を固めた。7日開会する町議会9月定例会に関連議案を提出する。南種子町も、車両整備工場、車庫、隊員宿舎の候補地に選定された町有地を売却する考えだ。

 両町の町長、議会はともに基地整備計画に賛意を示している。

 中種子町によると、売却方針の町有地は旧種子島空港(同町野間)に隣接する雑種地7346平方メートル。売却額は1390万円を見込む。町内では、ほかに旧空港近くの国有地に隊員宿舎の整備が予定されている。

 南種子町が売却する町有地は、役場近くの旧南種子高校グラウンド(同町中之上)の一部4465平方メートル。町条例で定めた議決が必要な面積(5000平方メートル以上)を下回るため、9月定例会に議案は出さずに売却手続きを進めるという。町は契約前を理由に金額を明らかにしていない。

 南種子では、公立種子島病院に近い町有地にヘリポートも整備される予定。町によると、防衛省が進めている実地調査の結果を踏まえ、対象地の売却を検討する。