鹿児島交通 10月から鹿児島市中心部の路線バス運賃を160円→180円に値上げ コロナで経営状況厳しく

 2022/09/10 10:00
鹿児島交通の路線バス
鹿児島交通の路線バス
 鹿児島交通は9日、鹿児島市内の中心部で現在160円に固定している路線バス運賃を、10月1日から180円に値上げすると発表した。初乗り運賃が現在140円の路線は160円とし、その後の変動運賃も約15%上げる。新型コロナウイルスによる厳しい経営状況に対応するためで、運賃改定は消費税増税時を除き27年ぶり。

 鹿児島市内で、190円または220円で固定している区間の運賃はいずれも据え置く。福岡や熊本を結ぶ高速バス、鹿屋-鹿児島の直行バスも値上げしない。一方、南国交通と共同で鹿児島市と鹿児島空港間を運行するリムジンバスは両社とも1300円から1400円に上げる。

 鹿児島交通は3月末に上限運賃の変更認可を国土交通省に申請し、9日に認可された。同社によると、2020年の売り上げは、コロナ前の19年と比べ16億円の減収。その後も大幅な落ち込みは続いている。原油価格の高騰や物価上昇なども重なり、「経営が成り立つかどうか不安な状況」と理解を求めている。

 今回の改定で乗合バス事業の収支率は、60.3%から66.1%に改善する見通し。