台風14号 屋久島を通過、午後6時ごろ薩摩地方上陸か 鹿児島市のマンション建設現場「クレーンが落ちそう」と119番 

 2022/09/18 15:39
折れ曲がったマンション建設現場の作業用クレーン=18日午後、鹿児島市高麗町
折れ曲がったマンション建設現場の作業用クレーン=18日午後、鹿児島市高麗町
 大型で非常に強い台風14号は18日午後2時現在、特別警報級の勢力を維持したまま屋久島付近を北寄りに進んでいる。県本土全域と種子島・屋久島地方が風速25メートル以上の暴風域に入っており、屋久島町では午前11時51分に最大瞬間風速50.9メートルを観測した。

 消防によると、午後2時10分ごろ、鹿児島市高麗町のマンション建設現場で「クレーンが折れて落ちそうになっている」と119番があった。クレーンは最上階に設置されている。けが人はいない。近くの住民に避難を呼びかけている。

 鹿児島地方気象台は暴風や高波、高潮など最大級の警戒を呼びかけている。県本土の薩摩地方南部に午後6時ごろかなり接近し、上陸する恐れがある。

 台風は午後1時半ごろ、屋久島付近を通過した。午後2時現在、時速約20キロで北北西に進んでいる。中心気圧は930ヘクトパスカル。中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速65メートル。中心から北東側260キロ、南西側185キロ以内が暴風域。東側750キロ、西側650キロが風速15メートル以上の強風域となっている。

 九州電力によると、午後2時現在、県内全域で約6万3150世帯で停電が発生している。

 鹿児島県などによると、午後2時48分現在、6988世帯1万1236人が各地の避難所などに避難している。西之表市と東串良町でけが人がそれぞれ1人。西之表市で木造の店舗兼住家の壁の一部が損壊した。

 薩摩川内市など6市町が全域に緊急安全確保(警戒レベル5)を発令している。