4年ぶりバスケ日本代表復帰の永吉佑也(B2福岡、鹿児島市出身)「地元にプロ根付きうれしい」「故郷は向上心の原点」 B3鹿児島レブナイズとの〝凱旋試合〟で元気な姿

 2022/09/23 21:00
鹿児島レブナイズとのプレシーズンゲームで体を張ったプレーを見せるB2福岡・永吉佑也(43)=11日、指宿市の指宿総合体育館
鹿児島レブナイズとのプレシーズンゲームで体を張ったプレーを見せるB2福岡・永吉佑也(43)=11日、指宿市の指宿総合体育館
 バスケットボール男子日本代表で、今季からBリーグ2部・福岡に所属する永吉佑也(鹿児島市出身)が11日、指宿市であったB3鹿児島レブナイズとのプレシーズンゲームに出場した。7月に4年ぶりとなる代表戦復帰を果たし、新天地でB1昇格に挑む31歳。今季に懸ける意気込みや、故郷への思いを聞いた。

 永吉は、2023年男子ワールドカップ(W杯)アジア1次予選の最中の7月に代表へ選出された。イランとの強化試合では、チーム最多の6リバウンドを稼ぎ、3点シュートを含む5得点を挙げた。8月下旬には海外を含む2次予選2戦にも連続出場した。

■凱旋に熱い思い

 福岡へ移籍、代表戦が立て込む中での凱旋(がいせん)試合だった。「正直、疲労はピークだったが、どうしても古里で元気な姿を見せたかった。過去に記憶がないくらい全身にテーピングを巻いて出場した」と試合後、晴れやかな笑顔で故郷への熱い思いを明かした。

 レブナイズとの一戦には格別な思いもあった。クラブの源流でもある「鹿児島レッドシャークス」の選手への強い憧れが、向上心の原点だからだ。「熱心なファンが多く、故郷にプロクラブが根付いている現状を肌で感じられた」と喜び、「AJ(ゲインズ)ら優れたタレントが多く、組織的守備で戦っている。本気でB2、B1を狙っていることが伝わった」と昇格へのエールを送る。

■代表へのこだわり

 30歳を越え「キャリアも終盤に向かい、残り少ないチャンスを生かしたい」と意気込む。日本代表ではビッグマンとして一番大きな選手とのマッチアップを担う。一方で、永吉を招集したトム・ホーバス監督は、5人全員が動いてノーマークをつくり、あいた選手が外からでも積極的にシュートを放つ方針だ。

 それはまさに、永吉が15歳で親元を離れ、強豪の延岡学園高(宮崎)へ進んだ理由と重なる。「鹿児島に残ればビッグマンとしてしか扱われないと思った。背が高いだけの選手は嫌だった。フォワードやシューターのスキルも身につけたい」。自らが追い続けてきた理想のバスケットマン像が、代表復帰につながった。「そのためにも3点シュートの精度をもっと磨きたい」

 地元・鹿児島での一戦を終え、永吉は10歳の頃の思い出がよぎったという。「半成人式で『将来は日本代表になる』って誓いを発表したんですよ。今でも代表で頑張ってるぞ、って当時の自分に胸を張りたい」と笑った。

 日本代表として世界へ、そして福岡の一員としてB1昇格へ。自らの活躍が、鹿児島の子どもたちに元気や希望を与えると信じる。「日々の積み重ねが大事。絶対にあきらめないでほしい」。挑戦はまだまだ続く。

 ■ながよし・ゆうや 1991年7月14日、鹿児島市生まれ。緑丘中学校から宮崎・延岡学園高へ進み全国高校総体優勝。青山学院大で2012年に日本代表初選出。B1川崎、京都を経て今季からB2福岡。ポジションはパワーフォワード、センター。198センチ、115キロ。