台風で都城島津邸の御門が倒壊 視察した専門家「復元は可能」

 2022/09/22 09:00
台風14号の強風で倒壊した御門を調査する工学院大学の菅澤茂客員研究員(右)ら=21日、都城市早鈴町の都城島津邸
台風14号の強風で倒壊した御門を調査する工学院大学の菅澤茂客員研究員(右)ら=21日、都城市早鈴町の都城島津邸
 台風14号の影響で倒壊した都城島津邸(宮崎県都城市早鈴町)の国登録有形文化財「御門(ごもん)」を21日、文化財保存が専門の工学院大学の菅澤茂客員研究員(69)が視察した。菅澤さんは予算次第としながら「復元は可能。2023年度末にはできるのでは」との見通しを示した。

 菅澤さんは「長年の雨で土台部分が腐っていたところに強風が直撃したのだろう」と分析。復元には素材や建築時の工法などの条件があるため、まず手作業で解体した後、材料の破損状況を診断するという。

 御門と同じく国登録有形文化財で、台風被害を受けた外蔵(建造1872年)や石蔵(同1930年)の破損状況も確認した。

 菅澤さんは上級文化財保存修理技術者で、鹿児島市の鹿児島城御楼門の技術監修も担当した。

 都城島津邸は御門付近には立ち入れないが、通常通り開館している。