【台風14号】JR一部路線で復旧遅れる 農作物被害は4億円超 鹿児島県内

 2022/09/22 07:45
強風で倒れたサトウキビ=19日、奄美市笠利
強風で倒れたサトウキビ=19日、奄美市笠利
 台風14号の影響で、鹿児島県内のJR一部路線では線路の土台部分が崩れるなど復旧が遅れ、21日も運転見合わせが続いた。午後3時時点の県の取りまとめで、農作物被害額は4億6400万円。学校や港湾施設の被害も相次いだ。

 JR九州鹿児島支社によると、指宿枕崎線の指宿-枕崎では複数箇所で線路への倒木が発生。9月中に同区間の運転再開を見込む。肥薩線の吉松-隼人、吉都線の都城-吉松、日南線の南郷-志布志は線路の土台が崩れ、運転見合わせが続いた。肥薩、吉都の両路線は10月上旬の再開を目指す。日南線は未定。

 県の被害まとめによると、農作物は水稲1億9400万円、サトウキビ1億7500万円など。農業施設540万円。商工業関係では店舗・建物の破損などで690万円。公共港湾施設は護岸崩れなど11カ所、公立学校は渡り廊下の屋根飛散やフェンス倒壊など68件。調査は継続中で、さらに拡大する見込み。

 けが人は前日から軽傷者が1人増え、重傷者1人を含め計14人になった。土砂災害は9カ所確認された。

 九州電力によると、午後11時現在、県内では大隅半島を中心に約5610戸で停電が発生している。