無事に生きるか心配だった…四つ子の子牛 すくすく育ち体重10キロ→230~280キロ 28日競り、最後の世話丹念に 鹿児島・曽於の繁殖農家

 2022/09/22 21:00
すくすくと育った黒毛和牛の四つ子=曽於市末吉町南之郷の丸山優作さんの牛舎
すくすくと育った黒毛和牛の四つ子=曽於市末吉町南之郷の丸山優作さんの牛舎
 鹿児島県曽於市末吉町南之郷の黒毛和牛の繁殖農家、丸山優作さん(36)方で昨年12月に生まれた四つ子の子牛がすくすくと育っている。今月28日の競りを控え、丸山さんは子牛の世話に余念がない。

 母牛の「さちこ」は4度目の出産で多胎は初めて。予定日より2週間ほど早い12月1日、午前8時頃から午後3時頃にかけて4頭を次々に産んだ。手間がかかることはなく、様子を見守っていたという。

 出生時の体重は10~15キロと、通常の子牛の半分ほど。「無事に生きるか心配」と案じ、つきっきりで世話した。子牛は生後約2カ月で離乳するが、ミルクは倍の4カ月与えた。冬場は牛舎の周囲を保温シートで覆い、ヒーターや空気清浄器を備えた。現在は体重230キロ~280キロまでに成長した。

 メスが3頭とオス1頭。名前はメスが「ちはる」「ちなつ」「ちあき」、オスは「千冬」。春夏秋冬にちなんだ。

 丸山さんは15年前、病に倒れた祖母から仕事を引き継いだ。当時4頭だった繁殖牛を31頭に増やした。

 子牛の競り価格はこのところ低迷が続く。9000円だったミルク代(20キロ入り)も1万4000円に跳ね上がった。「少しでもいい値で買ってもらえたらいいのだが」と願っている。