政務活動費の公開度 鹿児島県議会は100点満点中28点、順位は? 領収書、活動報告書などネット公開せず…九州沖縄では3年連続最下位 全国トップは兵庫・奈良の97点 市民団体まとめ

 2022/09/22 22:03
 全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は22日、全国の地方議会の2022年度政務活動費情報公開度ランキングを発表した。都道府県別で鹿児島県議会は28点で38位。九州沖縄では3年連続最下位だった。領収書や活動報告書などをネット公開していないことが影響した。

 ランキングは都道府県、政令市、中核市の議会へのアンケート調査(5月1日現在)を基に、「住民がどれだけ情報にアクセスしやすいか」の観点で100点満点で数値化。(1)領収書(30点)(2)会計帳簿(20点)(3)活動報告書(同)(4)視察報告書(同)(5)使い方や公開に関するマニュアル(10点)の5項目について、提出義務付けやネット公開の有無に応じ点数を付けた。

 鹿児島は、5項目のうちネット公開はマニュアルのみで、会計帳簿は提出義務付けもない。前年と同じ28点だったが、回答内容を修正した県があったため、順位は前年(40位)より上がった。トップは兵庫と奈良の97点。最下位は岡山の10点だった。領収書をネット公開しているのは22都府県。山形は22年度支給分から取り組む。

 中核市のランキングで鹿児島市は42点で53位。領収書はネット公開しているが、会計帳簿の提出や活動報告書作成の義務付けやネット公開はなかった。

 集計したオンブズマン連絡会議の児嶋研二代表幹事(69)は「50点以下の議会は、基本的な情報の作成を義務付けていないということ。遅れを自覚する必要がある」と指摘。「不祥事があってから公開が進む例が多い。市民が声を上げ、自発的な公開を促すことが大切だ」と話した。

 ■政務活動費 議員報酬とは別に、議員の調査研究や活動に必要な経費の一部として交付される。使い道の公表内容や方法は各議会が決める。鹿児島県、鹿児島市とも議会事務局で収支報告書や領収書などを閲覧できる。