綱引きは中止されたけど…伝統継承へ3年ぶり綱練り 長さ150メートル、重さ3トンの大綱完成 鹿児島・川内大綱引

 2022/09/23 07:30
力を合わせ大綱を練る保存会メンバーら=22日午後、薩摩川内市の川内川河川敷
力を合わせ大綱を練る保存会メンバーら=22日午後、薩摩川内市の川内川河川敷
 420年以上の歴史を持ち、鹿児島県の無形民俗文化財に指定されている「川内大綱引」の綱練りが22日、薩摩川内市の川内川河川敷であった。新型コロナウイルス禍で綱引きは3年連続で中止されたが、伝統の技術をつなごうと市民らが3年ぶりに綱を練った。

 今回作ったのは本来の半分以下の長さ150メートル、重さ3トンの大綱。地元の高校生や市職員、自衛隊など約800人が参加した。掛け声に合わせ、三つの束に分けた300本の荒縄を足で何度も転がしてねじり、「シンコ」と呼ばれる器具で1本に仕上げた。

 川内大綱引保存会の橋口知章会長(66)は「いろいろな人の協力のおかげで立派な綱ができた。来年は絶対にやるぞという気持ちでいる」と力を込めた。神事の後、大綱は電動のこぎりで切断。小学校や公民館などに配る。