プロ野球・西武で活躍した鹿児島実高エース、プロボートレーサーに転身 野田昇吾さんが養成所を卒業、11月デビュー戦 球界から69年ぶり2人目「夢与えられる選手に」

 2022/09/23 12:00
修了式でお礼の言葉を述べる野田昇吾さん=22日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所
修了式でお礼の言葉を述べる野田昇吾さん=22日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所
 元プロ野球西武の中継ぎ投手で、昨秋からプロボートレーサーへ挑戦していた野田昇吾さん(29)=福岡県出身、鹿児島実高卒=が22日、1年間の訓練生活を終え、養成所を卒業した。鹿実高のエースとして鴨池や甲子園を沸かし、5年間プロとして活躍した球界からの転身。11月にデビュー戦(埼玉県・戸田ボート)を控える野田さんは「夢を与えられる選手になりたい」と第2の人生の新たなスタートに笑顔を見せた。

 野田さんは鹿実高卒後、社会人の西濃運輸を経て2015年ドラフトで西武3位指名を受けた。20年オフに戦力外通告を受け、第2の人生にプロボートレーサーを定めた。倍率22倍の狭き門をクリアして、福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所へ入所。6度の試験を合格し、1953年の早瀬薫平(阪急時代は早瀬猛)以来2人目となる球界からの転向を果たした。

 22日にあった修了レースでは、抜群のスタートを切ったものの、第1コーナーで抜かれ、そのまま2位。「これが僕の今の実力」と悔しがりながら「コツコツと努力を重ねて一流のプロレーサーになりたい」と目を輝かせた。