映画「オキナワへいこう」無料オンライン上映会27日から 精神科の長期入院患者ら追ったドキュメンタリー 鹿児島市の精神保健福祉士が発案「自分を大切にする文化、根付かせたい」

 2022/09/25 10:07
上映会への来場を呼びかける白澤珠理さん(右から2人目)ら実行委員会メンバー=鹿児島市の志學館大学
上映会への来場を呼びかける白澤珠理さん(右から2人目)ら実行委員会メンバー=鹿児島市の志學館大学
 10月10日の世界メンタルヘルスデーに合わせ、精神科の長期入院の現実を追う映画「オキナワへいこう」の無料オンライン上映会が9月27日~10月2日に全国で開かれる。鹿児島市の精神保健福祉士白澤珠理さん(45)が「親しみやすい映画を通じて、心の健康を身近に感じる場をつくろう」と発案した。発案者が県内在住のため、同市のガーデンズシネマでは9月30日に唯一映画館で有料上映される。

 白澤さんは2017年、精神科医療の先進地として知られるイタリアを視察したのがきっかけで、構想を温めてきた。今年7月に精神科医や当事者ら全国の仲間6人を中心としたプロジェクトを始動。上映権や会場代の資金はクラウドファンディングで集めた。全国の精神科病院などで上映会が計画されているという。

 鹿児島では精神保健福祉士を養成する志學館大学の教員らでつくる実行委員会がガーデンズシネマで上映会を開く。白澤さんは「毎年この時期の恒例行事にして、精神障害者への理解促進だけでなく、『自分を大切にする』という文化を根付かせたい」と話す。

 「オキナワへいこう」は大阪の浅香山病院の精神科病棟を舞台に、長期入院患者と看護師が沖縄旅行を通じて変わる姿を描いたドキュメンタリー映画。オンラインは9月27、29日午後1時と同7時開始。10月2日は午後0時45分から。同3時から感想などを話すパネルトークもある。専用サイト(https://tomys-cinema2022.peatix.com)で事前に申し込む。

 ガーデンズシネマでは午後7~9時にあり、高校生以上千円、中学生以下500円。33席でガーデンズシネマ=099(222)8746=に要予約。問い合わせは白澤さん(相談支援事業所ドライブ)=099(210)5245。