安倍氏国葬 鹿児島県内の20市町村が半旗掲揚 黙とう要請はなし

 2022/09/27 07:28
 安倍晋三元首相の国葬に合わせ、鹿児島県内の全43市町村のうち、20市町村が半旗を掲げる予定であることが26日、南日本新聞の取材で分かった。黙とうや学校施設での掲揚を求める自治体はなかった。

 聞き取りでは半旗を掲げる理由に、「国葬なので行政機関として弔意を示す」「県や他の自治体の判断を参考にした」といった声が上がった。「口永良部島の新岳噴火時の慰問や、火山観測態勢強化に尽力してもらった」(屋久島町)として安倍元首相の実績を考慮する意見もあった。掲揚場所は多くが庁舎だった。

 半旗を掲げない理由では「国や県から要請の通知がなかった」(鹿児島市など)が最多。「市民の中に賛否があり、対応はそれぞれの判断に任せたい」(曽於市)「実施を求める村民からの問い合わせもなかった」(十島村)といった声もあった。

 与論町は半旗を掲揚しないものの、「国の行事なので町民に周知する」として27日朝、行政無線で国葬がある旨を放送する。

 南日本新聞は、43市町村に対し同様の聞き取りを、今回を含め計3回実施。9日時点で半旗掲揚方針の自治体はなく、13日に徳之島3町が掲揚を決めた。

 県警は各警察署などで半旗を掲げ、職員への黙とうは求めない。国の機関である鹿児島地検や第10管区海上保安本部、自衛隊施設では半旗を掲揚し、職員が黙とうする。