「入札で地元業者を除外」新庁舎の新築工事契約議案を否決 姶良市議会、契約額9.6億円の加治木新庁舎で

 2022/09/28 14:33
姶良市議会(資料写真)
姶良市議会(資料写真)
 鹿児島県の姶良市議会は27日、最終本会議を開き、加治木新庁舎新築工事請負契約に関する議案を否決した。入札を巡り、同市内の業者が特定建設工事共同企業体(JV)の代表者になれない要件の設定に批判が出ていた。同庁舎の電気、機械設備工事関連の契約議案2件は可決した。

 採決前の討論では「(国の補助内示を受けており)変更があれば信頼を失う」「地元業者を排除した入札に賛同できない」など賛否双方の意見が出た。無記名投票の結果、賛成11、反対12で否決された。12日の委員会では3件一括で否決されていた。

 加治木新庁舎は鉄骨2階建て。市は入札公告で、JV代表者について県の格付けA級で総合点1450点以上といった要件を設定したが、これを満たす市内業者がないことを把握していた。落札したJVは、代表の鹿児島市内の業者と姶良市の業者で構成。契約額は9億6448万円。

 入札をやり直せば、2023年度内とする完成計画がずれ込む可能性がある。湯元敏浩市長は「議会の採決を真摯(しんし)に受け止める」とのコメントを発表した。