おせち商戦 物価高が直撃 目立つ値上げ「海産物は特に高い」 行動制限ないお正月、大人数向け人気の予想も 鹿児島県内

 2022/10/01 11:05
おせち料理の見本が並ぶ予約コーナー=鹿児島市の山形屋
おせち料理の見本が並ぶ予約コーナー=鹿児島市の山形屋
 鹿児島県内で、早くもおせち料理商戦が始まっている。今年はさまざまな物価が高騰している影響で、昨年より値上げする商品が目立つ。新型コロナウイルスによる行動制限が行われず、大人数向けが人気になるという予想も品ぞろえに反映された。

 山形屋(鹿児島市)は9月28日に予約コーナーを開設し、受け付けを始めた。多彩な194種をそろえる。うち半分は昨年より500円から1000円ほどの値上げとなった。食品仕入部の阿久根ひとみ係長は「海産物は特に高い。ロシアのウクライナ侵攻の影響があるのでは」と話す。

 大人数での集まりを想定して、複数段を昨年より増やした。取り分けが不要な「個食用」も、複数買えば大人数にも対応できる。コロナ対策面に加え、食べ切れる点でも人気だ。ほか、保存ができる冷凍も充実させている。

 すでに9月1日に予約受け付けを始めた城山ホテル鹿児島(同市)は、前年の130%程度で推移している。人気は和風の一段重。大家族の減少といった影響もあるが、特にコロナ禍以降は需要が高いという。

 一段重の2種を1000円引き上げた。「ほとんどの食品が上がっている。値上げを見越して食材を早めに確保し、できるだけ抑えるようにした」と担当者。

 生協コープかごしま(同市)の店頭では15日から予約を開始する。価格は昨年より10%程度の引き上げを予定。担当者は「食材だけでなく、包材や輸送費も上がっている」と説明する。

 昨年は1〜2人前が早めに売り切れた。今年も力を入れつつ、大人数向けが増えた際に対応できるよう準備をする。

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