23年鹿児島国体・障スポPR おれんじ鉄道がラッピング列車 車内では沿線自治体での競技紹介も

 2022/10/05 12:07
ラッピング列車に乗る地元園児=阿久根市の肥薩おれんじ鉄道阿久根駅
ラッピング列車に乗る地元園児=阿久根市の肥薩おれんじ鉄道阿久根駅
 1年後に迫った鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会をPRする肥薩おれんじ鉄道のラッピング列車の出発式が4日、鹿児島県阿久根市の阿久根駅であった。八代(熊本県)-川内間を走り、本番へ向け機運を盛り上げる。

 車両は青と白を基調とし、大会ロゴやマスコットキャラクター「ぐりぶー」「さくら」を施したデザイン。車内の座席カバーやトイレのドアにも沿線自治体で開かれる各競技のイラストが描かれている。

 出発式で同鉄道の古森美津代社長が「車両は東シナ海の景色にもマッチする色。スポーツによる地域活性化に貢献したい」とあいさつ。重量挙げの砂山昂大選手は「優勝する気持ちで臨む」、車いすバスケットボールの上村英俊選手は「県代表の誇りを胸に頑張りたい」と決意を述べた。

 地元園児らが体験乗車した列車は、塩田康一知事の合図で出発。5日から通常ダイヤに組み込まれ、来年10月末まで運行する。