全国和牛能力共進会・鹿児島大会6日開幕 全国から出品牛が続々到着 長い移動、高温多湿の気候…牛の状態に細心の注意 霧島と南九州

 2022/10/05 08:57
牛舎内で開幕に向けた準備に追われる全国各地の生産者ら=4日午後、霧島市牧園
牛舎内で開幕に向けた準備に追われる全国各地の生産者ら=4日午後、霧島市牧園
 6日開幕する第12回全国和牛能力共進会(全共)鹿児島大会に出品される牛の会場搬入が4日、始まった。鹿児島県の霧島市と南九州市の会場では、牛が万全の状態で審査に臨めるよう、関係者が細心の注意を払い作業に当たった。

 種牛の部が開かれる霧島市牧園の会場には、朝からトラックで次々と牛が到着。健康観察を終えたあと、慎重に各県の牛舎に入れられた。

 参加する41道府県の中で会場から最も遠い北海道。2500キロをフェリーとトラックを使って3泊4日かけて運び、1日に小林市に着いた。牛を休ませ、南九州の高温多湿の環境に慣れさせたという。

 道和牛振興協議会の宮前裕治副会長(55)は「(牛が)移動の疲れから、かなり回復した状態で会場入りできた。随行してくれたスタッフをねぎらいたい」と話した。

 5年後の第13回全共は北海道で開催される。選手団主将の十勝和牛育種組合の武隈英和組合長(48)は「やれることは全てやった。次回の開催地として、長距離の移動も問題ないという姿を見せられればいい」。

 離島を含む県内全域から出品する沖縄県は、台風などでフェリーが欠航する可能性も考慮し、先月27日に出発。霧島市の姶良中央家畜市場に前入りしていた。

 同県家畜改良協会の赤嶺雅敏事務局長(55)は「鹿児島県関係者には受け入れ対応をしてもらい感謝している。初の上位3席以内の入賞を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 牛の搬入は5日まで続く。鹿児島県実行委員会の福重哲也事務局長は「生産者が審査に専念できるよう会場を整え、運営をしていきたい」と話した。