鹿児島県議会、新総合体育館のドルフィン跡建設容認 最終本会議で反対陳情を不採択

 2022/10/06 11:18
 鹿児島県議会は5日、定例会の最終本会議を開き、鹿児島市のドルフィンポート跡地への新総合体育館建設に反対する陳情6件の大部分を多数決で不採択とした。異論が根強い中、県議会として同跡地に建設する現行計画を容認した。

 不採択としたのは陳情3件と、残る3件にある計画の是非を問う住民投票実施や敷地選定のやり直しを求める8項目。自民県議団と無所属1人が不採択に回った。9月28日、県議会総合政策建設委員会が採決した際、自民内の意見の違いから退席した西村協、米丸麻希子の両議員は今回も一時退席した。

 不採択にしなかった3項目は継続審査とした。スポーツ以外にも楽しめる施設の併設や周辺住民への説明などを求める内容。また、本会議では2022年度一般会計補正予算が可決され、同跡地を含む鹿児島港本港区エリアの利活用策を協議する検討委員会の設置も決まった。

 議会後、塩田康一知事は「(同跡地で整備するとした)基本構想の検討段階から県議会で議論を積み重ねてもらった。検討委で観光拠点としても活用されるよう在り方を議論いただければ基本設計に生かしたい」と述べた。賛否が割れている点については、理解が行き届いていないと認めた上で「引き続き丁寧な検討、説明をしていきたい」とした。