エースの城、〝野人〟岡野、ドラゴン久保…サッカー界のレジェンド16人が種子島に集結 22日に交流イベント

 2022/10/09 12:57
城彰二さん
城彰二さん
 日本サッカー界を沸かせたレジェンドたちが22日、種子島に集結する。鹿児島実業高校出身の城彰二さん(47)、那須大亮さん(40)のほか、岡野雅行さん(50)や久保竜彦さん(46)ら日本代表経験者計16人。中種子町陸上競技場で小中学生を指導したり、高校生や社会人チームと対戦したりして交流を深める。

 地元のIT関連企業「Village AI(ヴィレッジ エーアイ)」が企画した。同町出身の里洋平さん(38)、周平さん(33)兄弟がそれぞれ代表、社長を務めており、サッカーの普及に取り組む元ジュビロ磐田の福西崇史さん(46)とタッグを組み、昨年末から準備を進めてきた。

 総事業費は約1200万円。同町が200万円補助し、島内外の企業、個人の支援も相次いだ。西之表市や南種子町も運営協力する島を挙げた一大イベント。洋平さんは「力を合わせれば、離島のハンディを越えて何でもできる。自信になった」と話す。

 地域振興の一環として開催するため、観客は島内在住の600人に絞り募集を締め切った。小中高校とサッカーに熱中した周平さんは「プロの世界を肌で感じ、子どもたちが挑戦したいと思う機会になれば」と期待している。