全国和牛能力共進会(全共)鹿児島大会 霧島・南九州の両会場に30万8000人 県実行委員会発表

 2022/10/12 07:30
内閣総理大臣賞を獲得するなど活躍した姶良地区の4頭を出迎える関係者ら=10日午後7時すぎ、霧島市の姶良中央家畜市場
内閣総理大臣賞を獲得するなど活躍した姶良地区の4頭を出迎える関係者ら=10日午後7時すぎ、霧島市の姶良中央家畜市場
 霧島市などで6〜10日に開催された「第12回全国和牛能力共進会(全共)」の県実行委員会は11日、来場者が延べ30万8000人だったと発表した。種牛審査があった同市牧園のメイン会場と肉牛審査などがあった南九州市知覧の会場の合計。

 九州経済研究所(KER)は29万人と推計していた。2017年に宮城県であった前回大会の40万人より減少した理由について、県実行委は新型コロナウイルス感染拡大の影響を挙げた。

 大会では審査のほか、和牛肉の振る舞いやバーベキューエリア、県内市町村の特産品販売コーナーもあり、特に3連休となった8〜10日は多くの人でにぎわった。福重哲也事務局長は「コロナの影響がある中、多くの人に訪れてもらえたと考えている」と話した。

 今大会で鹿児島県勢は、姶良地区が出品した3頭が種牛の部で最高賞の内閣総理大臣賞を獲得し、「和牛日本一」に輝いた。10日は同地区の関係者が霧島市の姶良中央家畜市場で出品者と牛の帰りを出迎え、健闘をたたえた。

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