農業害虫ミカンコミバエ 薩摩川内・下甑島で幼虫確認 鹿児島県内で本年度2例目

 2022/10/14 14:27
ミカンコミバエの成虫(植物防疫所HPから)
ミカンコミバエの成虫(植物防疫所HPから)
 鹿児島県は13日、薩摩川内市の下甑島で採取した果実から害虫ミカンコミバエの幼虫を確認したと発表した。本年度の幼虫確認は、同島で3日に見つかったのに続き県内2例目。調査用トラップ(わな)による誘殺はなかった。

 幼虫は4日に長浜地区で採取した果実に寄生していた。農林水産省門司植物防疫所などは発見場所から半径1キロ内の寄主果実(かき、かんきつ類など)を取り除き、半径100メートル内に薬剤を散布して防除する。

 下甑島では9月下旬から成虫の誘殺が相次いでおり、これまでに昨年度の2匹を大きく上回る16匹が確認されている。

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