タレント副島淳さん講演「文化の違いは楽しみの宝庫」 鹿児島市で人権啓発フェス

 2022/10/28 15:10
自身の経験を基に講演する副島淳さん=鹿児島市荒田1丁目のサンエールかごしま
自身の経験を基に講演する副島淳さん=鹿児島市荒田1丁目のサンエールかごしま
 人権問題への正しい理解を深める「人権啓発フェスティバル」が鹿児島市荒田1丁目のサンエールかごしまであった。タレントの副島淳さん(38)が自身の外見に悩んだ経験を、ユーモアを交え講演。約200人が耳を傾けた。

 米国人の父と日本人の母の間に生まれた副島さんは肌の色や髪質など外見で差別された過去を振り返り、自身の違いを受け入れられるようになった経験を話した。地域の外国人とのトラブルに対し、「文化の違いは楽しみの宝庫。否定するのではなく、知って楽しんでほしい」と語りかけた。

 鹿児島市中山の会社員川畑靖洋さん(42)は、「差別について考えさせられた。一つずつ実践できたら」と話した。同フェスは15日に開かれ、性的少数者を題材にした映画や、人権を啓発するパネル展もあった。

 あわせて読みたい記事