センテラス開業効果イマイチ? 天文館訪問「増えた」市民25パーセント止まり 九州経済研究所調べ
2022/11/01 08:50

4月に開業した複合商業施設「センテラス天文館」=31日、鹿児島市
調査は市内商業地区の訪問動向を把握し、まちづくりに生かそうと10月下旬、市内在住の800人を対象に実施。南日本新聞社のインターネット調査「みなみアンケート」を利用した。回答者の内訳は男性4割、女性6割。年代別では40~60代が8割を占めた。
全体の71.9%は開業後も天文館地区への訪問頻度が「あまり変わらない」と回答。男女別では女性の27%が「増えた」と答え、男性の21.6%を上回った。天文館に出掛けた際に行く施設は山形屋の78.8%が圧倒的で、マルヤガーデンズ(45.3%)、センテラス(35.5%)と続いた。
鹿児島中央駅前に昨年6月に開業したLi-Ka1920についても同様に調べ、中央駅地区への訪問が「増えた」との回答は16.6%にとどまった。KERは「各地区が魅力を高めるとともに、回遊を生む仕掛けづくりが求められる」と指摘した。
市内4商業地区(天文館、中央駅、鴨池・郡元、谷山)の特性も探った。買い物・レジャー目的では、自家用車で行きやすい谷山地区が26.8%でトップ。食事ではおいしい店があり、交通の便がいいとして、天文館の26%が最多だった。
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