来秋バレーV3参入・フラーゴラッド鹿児島 初年度優勝、昇格誓う「熱意持って挑戦」 ホームタウンの日置市で会見

 2022/11/01 16:47
スポンサー10社や提携4市の市章などが入った新ユニホーム。右がホーム用、左がアウェー用=日置市中央公民館
スポンサー10社や提携4市の市章などが入った新ユニホーム。右がホーム用、左がアウェー用=日置市中央公民館
 2023年秋からバレーボール男子Vリーグ3部(V3)に参戦するフラーゴラッド鹿児島(F鹿児島)は31日、鹿児島県日置市で会見を開いた。川畑俊輔ゼネラルマネジャー(GM)は「コンビプレーを軸に躍動感あふれるバレーを見せたい」と述べ、初年度のV3優勝とV2昇格を誓った。

 F鹿児島は10月12日、Vリーグ機構からV3ライセンスを受けた。川畑GMは「県内初のプロバレークラブとして熱意を持って挑戦する」とあいさつ。坂元健人主将(23)=垂水市出身=は「Vリーグ参入はあくまでもスタート地点。V1昇格と日本一を目指す」。鹿児島商高で全日本高校選手権準優勝、V2大同特殊鋼を経験した津田大地(26)=宇検村出身=は「V1へ向けて、チームを引っ張っていく」と述べた。

 新ユニホームも披露された。スポンサー企業10社や、ホーム・サブタウン協定を結ぶ4市(日置、伊佐、出水、南九州)の市章をプリント。脱炭素社会実現へ向けて、ペットボトル再生糸を100%用いた環境配慮型をアピールした。来春大学を卒業する4人の新入団も発表した。

 会見に同席したホームタウン・日置市の永山由高市長は「飛び抜けた高身長のエースがおらず、スピード感あるバレーで日本一を目指す姿は、予算規模や人口の少ない日置と同じだ」と同調。「連携して、全国が驚く新しい地方創生モデルを築きたい」と話した。

 23-24シーズンV3リーグはF鹿児島を含む11チームで争う予定。