サッカーW杯、大迫は日本代表ならず 母校・鹿児島城西の恩師ら「世代交代させたかったのか」「なんて声かければ…」

 2022/11/01 20:51
W杯メンバー発表を見守る鹿児島城西高の小久保悟前監督(手前右)と新田祐輔監督=日置市の同校
W杯メンバー発表を見守る鹿児島城西高の小久保悟前監督(手前右)と新田祐輔監督=日置市の同校
 サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表が発表された1日、大迫勇也選手(32)の母校・鹿児島城西高校では恩師やサッカー部員ら約30人がテレビで会見の様子を見守った。森保一監督から「大迫勇也」の名は呼ばれず、教室は静けさに包まれた。

 故障などで、2月を最後に代表から遠ざかっている大迫選手は、直近5試合で3得点と神戸のJ1残留に貢献。3大会連続の代表入りを期待した恩師の小久保悟前監督(54)は「(年齢的にも)4年後を目指すのはなかなか。なんて声をかけていいか」。当時コーチの新田祐輔監督(39)は「世代交代をさせたいように見えた」と残念がった。

 サッカー部はこの日、全国大会出場を懸けた県大会で8強入りした。小堀優翔主将は「半端ないプレーでいい結果を出し、すごい先輩だと示したい」と息巻いていた。