来年は卯年 陶器のウサギ愛らしく 干支の作品作り14年「人の動きに近い、親しめるデザインに」
2022/11/06 10:08

2023年の干支、ウサギの作品を手にする瀬戸口保定さん=鹿児島市与次郎1丁目の玉陶山
陶器作りを始めたのは63歳から。小学校で美術を教えていたこともあり「手を動かす趣味を持とうと思った」。当初は湯飲みや皿を作っていたが、自身の干支である丑(うし)年が来るのを機に08年から、動物の陶器に取り組んだ。
しばらくは動物のありのままの姿を作品にしていたが「自分の思った通りの形を作れる、陶芸の自由度の高さを生かそう」と考えた。童話のねずみの嫁入りや、見ざる言わざる聞かざるの「三猿」などをテーマにするなど「人の動きに近い、より親しめるデザインへ変わっていった」と振り返る。
瀬戸口さんは今年も5月の連休明けから、陶芸教室がある玉陶山(同市与次郎1丁目)にほぼ毎日通い、1日3~4時間かけて制作を続けている。「作業は手間がかかり大変だが、没頭するとあっという間に時間が過ぎていく」と話し「合間に仲間とお茶をするのが何よりの楽しみ」と笑顔を見せる。
気付けば干支の陶器作りは2回り目に差しかかった。次の丑年まではあと11年。「まずはあと3年、米寿までを目標に続ける」と意気込みを語った。
玉陶山では11月6日から、教室生徒による展示会「もぜ器たち~土と出会った仲間展~」を開催し、瀬戸口さんの作品も展示される。
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