【馬毛島基地計画】西之表市長リコール団体が発足 「防衛省への協力は公約違反。黙認できない」 12月署名開始へ

 2022/11/09 08:29
西之表市の八板俊輔市長
西之表市の八板俊輔市長
 鹿児島県西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に反対する市民は8日、八板俊輔市長のリコール(解職請求)手続きを進める有志団体「市長に辞任を求める西之表市民の会」を発足させた。市民会館であった設立総会には13人が出席し、「計画不同意を掲げた市長選公約に対する違反を黙認するわけにはいかない」と声を上げた。

 これまで市長の辞任を求めてきた市民グループ「馬毛島情報局」の三宅公人氏(70)が代表を務め、医師の浜田博文氏(63)、前市議会議員の和田香穂里氏(58)らが呼び掛け人に名を連ねた。12月1日から解職を求める署名活動を始められるよう、11月末にも市選挙管理委員会に申請する。

 総会後の会見で、三宅代表は「馬毛島の小中学校跡地の売却や市道廃止は防衛省への積極的な協力だ」と指摘。浜田氏や和田氏も「8月の市民説明会で学校跡地は売らないと言ったのに説明もない」「政治家として許しがたい。票を投じた責任を感じている」などと批判した。

 リコール手続きは、市選管が証明書を交付後、1カ月の期間内に有権者(選挙人名簿登録者)の3分の1以上の署名を集めた場合、署名簿の審査や本請求を経て住民投票が行われる。有効投票の過半数が賛成すれば市長は失職する。

 市選管によると、9月1日時点の選挙人名簿登録者は1万2381人。現時点で住民投票に必要な署名数は4127筆としている。