(詳報)コアラ相次ぐ死亡 4匹目の「アイ」死因は肺炎、9月下旬から鼻水症状 治療・予防で2匹隔離 鹿児島市の平川動物公園

 2022/11/09 15:08
6日に死んだ雌コアラのアイ(平川動物公園提供)
6日に死んだ雌コアラのアイ(平川動物公園提供)
 鹿児島市の平川動物公園は8日、コアラのアイ(雌、1歳5カ月)が死んだと発表した。死因は肺炎。9月末以降、同園のコアラは相次いで死んでおり、アイで4匹目。9月中旬から複数のコアラが細菌性の肺炎に感染しているため、消毒回数を増やすなど衛生管理の徹底を続ける方針。

 飼育展示課の桜井普子課長によると、アイは9月下旬に鼻水などの症状が現れたため、バックヤードで隔離して投薬などの治療をしていた。10月下旬に一時症状が落ち着いたが、11月5日に容体が急変。6日、職員が見守る中、息を引き取った。桜井課長は「助けてあげられず残念。他の個体を注意深く見ていきたい」と話した。

 同園では、9月中旬から旧コアラ館で飼育する7匹に鼻水などの症状があり、うち9月末に腫瘍で1匹、10月に肺炎で2匹死んだ。同4日に死んだユイ(雌、4歳)はアイの母親。

 現在、雌のピースを治療のため、9月下旬にオーストラリアから迎え入れた雄のアーチャーを予防のため隔離している。ピースの体調は回復している。同園のコアラは現在16匹。旧館と新館で計14匹を展示している。