「体調不良」で欠勤繰り返す 30代事務官を停職3カ月 鹿児島地裁

 2022/11/10 10:41
 鹿児島地裁は9日、正当な理由なく欠勤を繰り返したとして、30代女性事務官を同日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 地裁によると、事務官は2019年11月〜21年6月、15日と5時間35分欠勤した。丸1日休むことや数分から数時間の遅刻が計40回に上った。

 事務官は「体調不良のため家にいた」と話しているというが、地裁は医師の診断書などが確認できず、病気休暇の条件を満たさなかった、としている。

 事務官は19年3〜5月にも体調不良を理由に欠勤を繰り返したとして、同年10月、停職1カ月の懲戒処分を受けた。

 浜本章子所長は「裁判所職員としてあってはならない行為であり、誠に遺憾。職員への指導監督を徹底したい」とコメントした。