自民党の森山裕選対委員長（衆院鹿児島４区）は１０日、葉梨康弘法相の死刑を巡る発言を念頭に「政局に影響する発言は、どんな立場の人でも考えなければいけない」と苦言を呈した。東京都内であった森山派の会合で述べた。

　長く国対委員長を務めた森山氏は、８日閣議決定した２０２２年度第２次補正予算案の国会提出が２０日過ぎとなる見通しを示し、「１２月２日までに成立させないと、（２３年度政府）予算編成に大きな影響を与えかねない」と危惧。宮路拓馬氏（衆院鹿児島１区）ら所属議員に国会運営に万全を期すよう求めた。