川内原発の20年運転延長「反対」 来春の県議選までに1万筆目指し署名活動 鹿児島

 2022/11/15 10:55
街頭で署名活動をする「原発ゼロをめざす鹿児島県民の会」のメンバー=鹿児島市東千石町
街頭で署名活動をする「原発ゼロをめざす鹿児島県民の会」のメンバー=鹿児島市東千石町
 市民団体「原発ゼロをめざす鹿児島県民の会」は14日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の20年運転延長を認めないよう、塩田康一知事に求める署名活動を始めた。来春の県議選の時期まで署名を集める予定で、1万筆以上を目指す。

 鹿児島市天文館地区で会員6人が、通行人らに署名の協力を呼びかけた。有馬裕子・筆頭代表委員(69)は「県民の関心の高さを示し、塩田知事に延長反対の判断を促したい」と話した。

 同会は福島第1原発の過酷事故に加え、ロシアによるウクライナ侵攻で軍事標的になった原発の安全性を問題視。県議選の立候補者にも延長反対を政策課題に掲げるよう求めるという。