日米共同演習 洋上の護衛艦「いずも」 会見場は格納庫、自衛隊と在日米軍トップ「連携強化」強調 艦内に「戦時治療所」も

 2022/11/15 14:03
護衛艦「いずも」の格納庫で共同会見する山崎幸二統合幕僚長と在日米軍のリッキーN.ラップ司令官=14日、太平洋上
護衛艦「いずも」の格納庫で共同会見する山崎幸二統合幕僚長と在日米軍のリッキーN.ラップ司令官=14日、太平洋上
 鹿児島県の徳之島や奄美大島などで19日まである日米共同統合演習「キーン・ソード」。自衛隊トップの山崎幸二統合幕僚長と在日米軍のリッキーN.ラップ司令官が14日、太平洋上の護衛艦「いずも」で共同会見した。

 南日本新聞など報道各社は同日午前6時40分、海自鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)から陸自大型輸送ヘリコプターで同艦に向かった。飛行時間は90分、「作戦」として明確な位置を知らされないまま着艦した。

 自衛隊最大の護衛艦は全長248メートル、幅38メートル、高さ49メートル。太平洋上に浮かぶ巨大甲板は、「空母」の威容だ。14階ある艦内には「戦時治療所」と掲げた部屋もある。報道各社の1時間20分後に到着した自衛隊、在日米軍の両トップは格納庫で会見し、「連携の強化」を重ねて強調した。