「災害時、心と体の栄養に」甘~いだし巻き卵缶を商品化へ 大震災きっかけ、鹿屋農業高生と地元企業コラボ
2022/11/16 15:38

甘さとだしのバランスにこだわっただし巻き卵の缶詰「たまかん」=鹿屋市の鹿屋農業高校
同市新川町の「あらたま」とコラボし、約半年かけて形になった。構想のきっかけは2011年の東日本大震災。木幡浩一社長(54)が卵の加工品を被災地に届けると「炭水化物ばかりだったからタンパク質はありがたい」などと喜ばれた。「非常時にも心に寄り添う商品ができないか考えていた。地元の高校生とのコラボで地域活性化にもつながれば」と期待する。
鹿児島らしく甘い味付けを狙い、だし汁と甘みとのバランスにこだわった。試作品は生徒が丁寧に卵を巻き缶に詰めた。今後は2カ月の保存期間を3年に延ばすなど改良し、本格的な商品化を目指す。
学校祭では1個500円、120食限定で販売し、約1時間半で完売した。3年田中未来(みき)さん(18)は「卵を巻くのに集中して頑張った。商品化したら、災害時の避難所などでもおいしく食べてほしい」と話した。
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