鎌倉の「13人」と姶良の関係は? 加治木氏、蒲生氏…在地領主と幕府の関係ひもとく特別展、27日まで 鹿児島

 2022/11/17 10:00
鎌倉時代に活躍した加治木氏や蒲生氏の系図が並ぶ特別展=姶良市歴史民俗資料館
鎌倉時代に活躍した加治木氏や蒲生氏の系図が並ぶ特別展=姶良市歴史民俗資料館
 鹿児島県の姶良市歴史民俗資料館で、「鎌倉時代の姶良」に焦点を当てた特別展が開かれている。加治木氏や蒲生氏ら在地領主と、鎌倉幕府との関係を示す文書や系図、市内の遺跡から出土した当時の貿易陶磁器など50点余りが並ぶ。27日まで。入館無料。

 幕府を開いた源頼朝の死後、政治を担った御家人ら13人のうち、北条義時と中原親能が姶良と関わっていた史実を紹介。中原は姶良にあった大隅正八幡宮領の地頭で、加治木氏や蒲生氏が現地で管理していた。北条義時は、島津氏が「比企の乱」(1203年)に連座し守護職を没収された際、姶良を含む大隅国の守護となり支配した。

 加治木氏の系図では、「蒙古合戦」に赴いたことも記され、幕府とのつながりが感じられる。また、京都から下向し帖佐を治めた平山氏の系図を収録した江戸時代の文書も並ぶ。下鶴弘館長は「地方に影響を及ぼす鎌倉の力や、地方と幕府との関わりを感じてほしい」と話している。