雨中にたたずむ高齢男性 「あの人は…」休刊日にウェブ配信した行方不明記事、特徴覚えていた会社員が通報し無事保護

 2022/11/17 09:15
感謝状を手にする市成誠さん=16日、鹿児島市の鹿児島中央警察署
感謝状を手にする市成誠さん=16日、鹿児島市の鹿児島中央警察署
 鹿児島中央警察署は16日、行方が分からなくなっていた80代男性を発見し通報した鹿児島市草牟田2丁目の会社員市成誠さん(35)に署長感謝状を贈った。身体の特徴や着ていた服など細かい情報を盛り込みヤフーニュースに配信した南日本新聞の記事を読んで通報した。

 同署によると、男性は10月16日午後1時ごろ、鹿児島市西坂元町の福祉施設を出たまま行方が分からなくなり、同日夜、施設職員が署に届け出た。

 翌17日は休刊日だったため南日本新聞はヤフーなどに配信した。自宅近くでの出来事に「雨の中、無事だろうか」と気になっていた市成さんは、同日午後3時20分ごろ、西田3丁目の市道を運転中、傘を差し疲れた様子でガードレールの車道側にもたれかかっている高齢男性を見かけた。

 記事を読み直し、よく似た特徴だったことから通報。男性は無事保護された。市成さんは「確信が持てず通報するか迷ったが、助かって良かった」と話した。

 同署の砂本安久天文館・地域安全対策官は「高齢者は発見の遅れが命に関わる。すぐに通報してもらって本当にありがたい」と感謝した。