テーマは鹿児島の食材 高校生「おいしいもの選手権」 アイデアあふれる料理を発表 入賞作品は商品化検討

 2022/11/17 21:30
(上)国分高校の「坦々麺風!?味噌スープパスタ」(下)同校「味噌班」の生徒
(上)国分高校の「坦々麺風!?味噌スープパスタ」(下)同校「味噌班」の生徒
 鹿児島県内の高校生が県産食材を使ったメニューで競う「かごしまおいしいもの選手権」が16日、鹿児島市のかごしま県民交流センターであった。最優秀賞には、総菜部門が国分高校の「坦々(たんたん)麺風!?味噌みそスープパスタ」、スイーツ部門は与論高校の「ねっとり♥海老(えび)芋アイス」が選ばれた。

 県産農林水産物への理解促進を図ろうと県が開き、3回目。2部門に15校から95作品の応募があった。同日は書類審査を通過した各部門8作品を高校生が実際に調理し、材料やレシピの特徴を発表した。

 国分高校のスープパスタは、授業でみその研究に取り組む「味噌班」メンバーが考案。麦みそや黒豚、黒酢といった県産品をふんだんに使い、見た目も華やかに仕上げた。2年の迫水音琶(おとは)さんは「鹿児島の食材のおいしさを多くの人に知ってもらえれば」と話した。

 与論高校2年の川畑光麗(みれい)さんは、島の暑さを乗り切るためにアイスを作った。エビイモのねっとりとした食感を生かすのに苦労したと言い、「島の魅力を伝えられたと思う」と受賞を喜んだ。

 レストラン料理長やコンビニ、百貨店関係者らが審査した。入賞作品は、商品化を検討する。