鹿屋無人機部隊の米兵が事故、高校生に軽いけが 公務用車両とミニバイク接触 市が抗議、司令官は陳謝

 2022/11/19 08:15
米兵と女子高生の交通事故について説明する防衛省九州防衛局の担当者=18日、鹿屋市役所
米兵と女子高生の交通事故について説明する防衛省九州防衛局の担当者=18日、鹿屋市役所
 鹿児島県鹿屋市西原1丁目の交差点で18日午前8時半ごろ、海上自衛隊鹿屋航空基地の米軍無人機部隊の男性上等空兵(24)の乗用車と、同市の高校に通う女子生徒(18)のミニバイクが接触する事故があった。女子生徒は膝をすりむくなど軽いけがをした。無人機計画で駐留中の米兵による人身事故の判明は初。

 中西茂市長は同日、基地を訪れ、同部隊のアレクサンダー・ケリー司令官に直接抗議。安全安心対策の徹底を求める要請書を手渡した。ケリー司令官は陳謝し、「被害者におわびとお見舞いをしたい。安全対策は重要事項と考えており、改めて全員に徹底させる」と話したという。

 現場は信号機のある見通しの良い交差点。防衛省九州防衛局によると、女子生徒は直進中で、男性空兵は対向車線から右折していた。男性空兵は1人で公務用車両を運転し、同局は「公務中とみている」と説明した。鹿屋署が事故処理した。

 同局の遠藤敦志企画部長は「不幸中の幸いと言うか、被害者は現時点で軽傷だ。そもそも事故はあってはならず重く受け止めている」。中西市長は再発防止を米軍に申し入れるよう文書で要請。「市民の安全安心を脅かすもので遺憾だ。被害者の早い回復を願っている」と話した。