【桜島防災訓練】噴火に備え ペットも避難 専用区画6年ぶり設置 7月の警戒レベル上げ時、飼い主から不満

 2022/11/20 09:28
ペット避難所に飼い犬を預ける岩元益男さん=19日、鹿児島市桜島横山町の南栄リース桜島アリーナ
ペット避難所に飼い犬を預ける岩元益男さん=19日、鹿児島市桜島横山町の南栄リース桜島アリーナ
 鹿児島市桜島で19日にあった総合防災訓練では、2世帯がペットを連れて避難した。避難所の南栄リース桜島アリーナ近くに設置したペット専用の避難区画に飼い犬と車で向かい、用意しておくべきペット用品を確認した。

 市が訓練で避難区画を設けるのは2016年1月以来。今年7月の噴火警戒レベル5(避難)引き上げ時、避難所となった高齢者福祉センター東桜島では、開設後2日間、ペットが持ち込めず、飼い主から不満の声が上がった。環境省はペットとの同行避難を原則としており、市は改めて周知しようと、飼い主にペットとの参加を呼びかけた。

 古里町の岩元益男さん(59)明美さん(53)夫婦は、雄のチワワ「チョコ」と避難した。午前9時半にレベル4の「高齢者等避難」が発令されると、明美さんがチョコを犬用キャリーバッグに入れ、車の後部座席に乗せた。約45分後にチョコを避難区画に預けた。

 益男さんは「ペットも家族のような存在。避難しなければならない時は、今回のように連れて行きたい」と話した。

 避難区画には、同行避難のガイドラインや、用意しておくべき備蓄品を紹介するコーナーが設けられた。益男さんは「家族の避難グッズしか用意していなかった。災害時に備え、ペット用品もそろえるようにしたい」と話した。