ダイバーに人気のミジンベニハゼ 白い個体を撮影 本来は鮮やかな黄色やオレンジ 南さつま・笠沙

 2022/11/24 09:39
白いミジンベニハゼ=南さつま市笠沙町片浦の大当地先(出羽慎一さん提供)
白いミジンベニハゼ=南さつま市笠沙町片浦の大当地先(出羽慎一さん提供)
 鹿児島県南さつま市笠沙町片浦の大当地先の海底で11月上旬、鹿児島市の潜水士で水中写真家の出羽慎一さん(52)が、白いミジンベニハゼを撮影した。体長1.5センチほどの白い個体が、青色の空き瓶の中で顔をのぞかせている。

 出羽さんによると、ハゼ科のミジンベニハゼは黄色やオレンジの鮮やかな色が特徴で、ダイバーに人気の魚。撮影したのは色彩変異個体で、白い体に黄色い斑点があったという。7日、水深22メートルほどの砂地にある瓶の中にいるのを、同行者が見つけた。

 出羽さんは「周辺で34年潜っているが、白い個体は4回しか見たことがなく珍しい」と話している。